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昨日散々書きました「マーシャル愛」の話でとうとうエフェクターを買ってしまいました。
ドライブマスター、というマーシャル系ペダルでは中くらいの歪みです。ちなみに以前持っていたのですが、すぐ手放してしまったのです。なぜかというと、そもそもこの機種に超ハイゲインを求めすぎた、という事だったのかと思っています。今、中くらいの歪みと言ったように、ゲイン10にしてもそこまでは歪まない、という印象でした。マーシャルがメチャクチャ歪むアンプかと言えば、最近のアンプならともかく、おそらく1980年代くらいのマーシャルの音を再現しているのではないかと思います。
もしこれ以上歪ませたいなら、このエフェクターの前に強力な歪みエフェクターをつなげば済むことです。その方が弾き方によって音を変えられるし、面白いと思います。すごいメタルな感じにはならないと思いますが、使い方次第で好みの音に仕上げられると思ってます。
で、タイトルの「ハイワット」という言葉ですが、これはギターアンプのメーカーです。1970年前後に流行ったとされてます。クラシックな音ですね。もっとも有名だと思うのがザ・フー(THE WHO)の
ピートタウンゼント
が愛用していたアンプと知られています。このエフェクターはそんなハイワットの音を再現した、珍しい機種です。
機種名は「Leeds」という名前がついています。何の意味かと言うとTHE WHOがリリースした
LIVE AT LEEDS
というライブアルバムで、ピートタウンゼントが使っていたのがハイワットのアンプだからです。このハイワットの音を作っているエフェクターのメーカーはほとんどなく、あるとしたらデジタルのマルチエフェクターの中にあるかないか?というレアな音なのです。
ちなみにこのLEEDSですが、メーカーはTECH21という有名なギターアンプの音をアナログでモデリングするのが得意なメーカーが作っています。買おうと思った当初はすごく数量が少なく、高値で取り引きされていたのですが、その後だいぶ落ち着いてきたところを購入することができました。
音の特徴としては
とにかくクリーンだ
という印象です。湿った感じの中でも高音域がものすごく主張している音です。キャラクターというノブで音の歪みの感じを変えられるのですが、設定次第で超ハイゲインにもなるし、ローゲインでそれでも煌めくようなトーンを自在に作れます。弾いた感じだとピートタウンゼントが使っていたトーンにそっくりです。あと思ったのがローリングストーンズがin the Parkコンサートの時に使っていたアンプがハイワットでしたが、それの音にもよく似ています。実際はどうだったかわかりませんが、同じくローリングストーンズの有名曲である「ジャンピングジャックフラッシュ」のジャカジャーンというカッティングの音にものすごく似ています。
フェンダーアンプのクリーンとはまた違ったジャキジャキした音が出るこのエフェクターですが、実はスピーカーエミュレーターモードが選べまして、それをONにするとパソコンに取り込める音に変化させることができます。まだ宅録では使った事がないのでどれくらいの効果が得られるか定かではないですが、けっこう良い音なのではないかと秘かに期待しています。
おっと昨日の「マーシャル愛」の話はどこへやら。このLEEDSも、他の歪み系と同じように愛でていこうかとあらためて感じました。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
『LIVE AT LEEDS』は、THE WHOが1970年にリリースしたライブアルバムで、まさにロックンロールのエネルギーが爆発した伝説の一枚!イギリスのリーズ大学で録音されたこのアルバムは、彼らの荒々しくも完璧にコントロールされた演奏がぎゅっと詰まっていて、一曲目の「Young Man Blues」からもうアドレナリン全開。ピート・タウンゼントのギターは切れ味抜群、キース・ムーンのドラムはまさに嵐のよう、ロジャー・ダルトリーのボーカルも魂がこもりまくり。観客の熱気も音から伝わってきて、「これがライブだ!」と叫びたくなるほど。スタジオ録音とはまた違う、むき出しのTHE WHOがここにいる。ロックファンなら一度は聴くべき、ライブアルバムの金字塔!
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