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これからはしばらく「ギターのチューニング」を中心に話を進めたいと思ってます。
よくある初歩的なミスと言いますか、勘違いは
「ペグって、どっちに回すと音が高くなるの?低くなるの?」
という問題です。
答えは
「時計回りに回すと低くなる(音程が下がる)」
「反時計回りに回すと高くなる(音程が上がる)」
です。でもこれを間違えてどんどん反対に・・・特に反時計側に回し続けて、弦が切れるという事が起こります。案外僕も今でもやってしまうミスだったりします。
これは複合的なミスで、弦1本だったら音が聞き取れるので、時計回りとか意識せずに音の上がり下がりはわかるのですが、調整したい弦とは違う弦。つまりペグ(糸巻)を間違えてると、音程を上げているつもりが、全然上がらないのでどんどん「違う弦の音程を高くし続けて」最終的にその弦が切れる、という事になります。
特に弦を張り替えてる時にやってしまいがちなミスなので、注意が必要です。
このミスはチューナーを使っているとある程度防ぐことができるのですが、チューナーの弱点として
「弦を張り替えている最中はあまり正確な値が出ない」のです。チューナーはあくまで演奏途中の微調整だったり、実際の弦の開放弦(何も押さえない状態)の決められた音・・・例えば5弦の開放弦は
A(=ラ)の音ですが、これに近い音程までチューニングしないと正確に動作しません。
これをどうしたらいいかといえば
ある程度、音の高さを耳で覚える
事です。ただ、これはやはり慣れが必要で、特に1弦のE(=ミ)は想像以上に高い音なので、かなり反時計回りに回さないとチューニングできないです。そこで回し過ぎて切れてしまうという厄介な弦でもあります。今でも僕は1弦に関しては恐る恐るペグを回してます。
あと基本的な知識として知っておいた方が良い事があって、それは・・・
チューニングが高くなりすぎたら、一旦合わせたい音よりも低く下げて、そこからまたチューニングを上げていく、という事です。
「高くなったら、そのまま下げればいいじゃん?」
と思いがちですが、弦は直接下げてチューニングがピッタリ合ったとしても、そこからしばらくすると必ず音程が下がってしまうのです。なので音が高くなりすぎたら、
必ず一旦下げてから音程を上げてチューニングを合わせる
事を忘れないようにしましょう。結構大事な知識です。
それではここで筆を置きます。では、また。
きよ
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