「成功」というオリジナル曲を作り始めて数カ月。ようやく「動画」としての完全版が出来上がりました。いやぁ、長かったです。1曲作るのにここまで時間がかかったのは、多分初めてではなかろうか、と思います。
あらためて曲を聴くと
かなり下品な曲だな
と思いました。まず歌詞が過激といいますか、やりきれない気持ちがいっぱいの、リアルな言葉が笑えるくらいに胸に刺さる、それも共感は得られずとも傷跡だけ、残す。そんな感じのメッセージとなってました。テロップを入れてる時に、思わず笑ってしまう内容ですね。
1番は昨今問題となっている「振り込め詐欺」がテーマです。描かれる人物は、本気で上手くいくと思ってやってるわけですが、日本の警察は優秀なのか、ほとんどの犯人は検挙されているようです。100%上手くいくとは思えないので、この浅はかなアイデアはさっさと消えて欲しいですね。
2番はかつては頻繁に起きていた「誘拐〇人」がテーマです。「金が欲しい!」と連呼する様は、実に醜い心を描いたものであります。特に子供を狙った事件というのは、注目もされたでしょうし、捜査側も必死だったと思います。人質が無事解放されるケースもあったと思いますが、この曲では最悪の結果となってしまう・・・誘拐〇人は通常の〇人よりも重いため、極刑が下されることが多かったようです。こんな身代金目当ての犯行なんて上手くいくはずがないので、これっぽっちもやろうという気は持たないといけません。
3番はまさにこの世の闇。「極左勢力の革命への幻想」です。この歌詞はかつて日本のロックシーンで記憶に残るバンド「頭脳警察」からのインスパイアで書いたものです。頭脳警察がリリースした「頭脳警察1」というアルバムの1曲目に収録されている「世界革命戦争宣言」は、およそ歌ではなく、ひたすら「ガナっている」歌です。これほど危険な歌は聞いたことがありません。なにしろ極左思想満々の、危ない曲ばかりが入った「頭脳警察1」はリリースされた直後に
発売禁止
になったそうです。そりゃ禁止にもなるでしょう。この内容では。興味がある方はぜひ「頭脳警察」でお調べ下さい。
4番は2025年現在にリアルタイムで起きている「財務省解体デモ」の様子です。物価の値上げ、社会保障費の増大、そして「消費税」の負担・・・バブルが崩壊してから約30年ほどが経ち、賃金は上がらないのに給料はやや下がり、それでいて大企業は右肩上がりの業績。法人税はどんどん下げられて輸出還付金でさらに潤う構図。そしてそれを操るのが「財務省」というわけです。今のところはそういう認識です。
ただモノの見方にはいくつもの切り口があるのではないかと思うのです。財務省・・・ひいてはお役人はその汚職と言いますか、富裕層優遇的なものをどのように思っているのか。本当に財務省の思うがままに政治家たちは犬として働いているのか。そんな事を丁寧に聞いたら、ひょっとしたら何か「デモ」をしてる人々が大切にしなくてはならない事柄は、もっと他にあるのではないか、と思ってます。なにしろ日本人は基本的に日和ってます。何か行動を起こそうとする人は必ず白い目で見られます。それでも一歩前へ歩み出す、その後ろ姿は何人ともバカには出来ないものである、と思います。
歌詞についてはこんなところでしょうか。曲についてはわりとキャッチーな感じを狙いました。マイナーコードで終わるようなフレーズにはしないようにして、元気な雰囲気を損ねないようにしました。
問題は演奏です。と言っても不味いのは「ギターソロ」です。これは自分でも恥ずかしい・・・よくこんな滅茶苦茶なソロでミックスダウンしたな、と思いますね。なんか酔っぱらってるのか、ヤバいクスリでもキメてるのではないだろうか、という無軌道な感じになってます。要するに
ド下手
だという事です。これはダメでしょう。ダメダメ。で、どうしたらいいのか?そうです、もう一回録音すればいいのです。何も下手な演奏を残す必要はなくて、気が済むまでやり直せばいいのです。ただ、この音源を録音した時は「何回弾いてもダメ」でした。つまり何十回と弾いて、その中で一番いいテイクを使っているのです。このレベルで良いテイクですよ?寝言は寝て言え、という感じです。あー、恥ずかしい。時間があればギターソロのテイクを録り直したいですね。多分やらないでしょうが。
と、色々書きましたが、けっこう気に入ってる曲です。ただ「歌詞の内容」と「演奏が下手」の2点が課題です。演奏は練習すれば何とかなりますが、歌詞のことはもう無理かもしれません。どうしても風変わりなネガティブな言葉しか出てこないのです。なのでしばらくは自分の作詞はやめて、他の作詞家さんに書いてもらえないだろうか?と画策中です。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
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