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私きよは、今までほとんどの楽曲は「耳コピ」から始まっています。でもそれは私が24歳くらいまでで、それはオリジナルを作り出すようになった時期と同じです。それまでは歌本などを見てコードだけ拾ってギターをかき鳴らす。そんな感じでした。当時コピーしてたのは
- さだまさし
- 長渕剛
- 尾崎豊
- 浜田省吾
などでした。中でもさだまさしはかなり難しいギターコードが出てくるので、全く同じように聴こえるよう、繰り返し練習しました。長渕剛は案外耳コピしやすい曲が多く、のちに私が高校の文化祭で歌った曲も長渕でした。尾崎豊はギターで弾くというよりはもっぱら聞き専でした。それでもスコアブックを買って、けっこうロックっぽい曲を弾いてました。「Driving ALL Night」とかノリノリでしたね。浜田省吾は私が初めて弾いた「パワーコード」を使った曲をコピーしてました。「愛の世代の前に」とか、最高でした。自分がギターヒーローになったかのような気分に浸っていました。
ただ、今考えると機材はかなり脆弱で、コピーの精度も決して高くはなかったように思います。もちろんそれは自分のキャリアが未熟だったりするわけで、それは自分の成長と共に技術も知識も増えていったわけです。ギターも確か「トムソン」のフェンダーのパクリみたいな感じで、ギターアンプはラジカセだったり、レコードのパワーアンプだったりと、けっこう無茶してました。初めて買ったエフェクター「オーバードライブ」で奏でる歪みサウンド。一気にテンションが上がりました。そのうちにちゃんとしたギターアンプを買って、新しいギターを買ってと、ギターライフが始まったのです。
それがしばらく経って、「自分でも曲が作れるのではないか?」と思い始めたのが23歳くらい。実際に作った曲は今でも色あせていないと思ってます。中にはとても人には聴かせられないような、チープな歌もありますが、その時のエナジーはものすごいものがありました。
時は流れ、今になって「オリジナル曲を作っていて」本当に良かったと思います。初期の頃のコピーの経験が活きて、そこから更に高みを目指した先に、オリジナル曲を作るというのは、とてもお金では買えない特殊技術だと思っています。
で、オリジナルは今後も作っていきたいのですが、それとは別に「チューリップ」のコピーバンドを作りたいなぁと思ってます。最近自分の中でチューリップって、いいじゃない?と思うようになってまして、当時は本格的なロックバンドとは思えないサウンドだと思っていたと思うのですが、元々はビートルズの曲に影響された、といいます。ビートルズも初めはアイドル的な扱いでした。そこからアイドルの枠にとどまらない音楽に昇華していったわけですが、そういう曲に影響を受けたチューリップに今となって興味を持つのは、決して悪くはないように思うのです。
オリジナル曲は少しずつ形になってきました。今日は作ったドラムとベースの打ち込みに、アコースティックギターとメロディーを乗せた音源を作りました。これがどのような形になるのか?そして今後の活動は?我ながら目を離せない事になってきました。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
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