ギターの音をブーストする 12月23日

随筆

先日「エフェクトとは?」という記事でややマニアックな事を書いたのですが、今回もマニアックな話です。今日またもやメルカリで買った、とある物が届きました。

「グラフィックイコライザー」というギターの音の周波数を調整する機材です。

アイキャッチにはカラフルな機材(以下エフェクター)を並べた写真がありますが、それらの役目はあくまで個人的にですが「ブースター」として使っています。

ギターの音には「歪み(ひずみ)」がある、という話を書きましたが、この歪みを人間の耳は心地良いと感じるのです。それと同時に音の伸び(サステイン)が得られるという事です。

アコースティックギターではあまり長いサステインは得られません。歪みがないからです。これはこれで深みのあるサステインがあるのですが、エレキギターはもっと長いサステインが好まれます。

しかしエレキギターだけでは、ぴょーんとした普通のギターを鳴らしただけのような音がするのですが、そこに歪みというものを与えると、いわゆる「ギャイーーーーーーーーーーーーーーーーン!」という、よく耳にする激しい音がするわけです。

前回の記事には「ギターアンプの音をめちゃくちゃ大きくしたら音が歪んだ」と書いたのですが、ギタリスト的には「もっと激しく長ーい音が欲しい!」という欲求があります(諸説あり)

そこでメーカー側もそれに応えるような製品を出してくるのですが、その一端がアイキャッチに写した写真です。これら単体でも結構好きな音が出るのですが、私はどちらかと言うと激しい音を好むので、

ギターアンプに過大な信号を送ることでさらなる歪みが得られる

という特性を活かした音作りをしています。この「過大な信号」を作るエフェクターとして使用しているのが、写真のエフェクターです(もっと持ってますが・・・)

この過大な音を作る事を「ブーストする」と言います。これがないと私、ギターソロが弾けません(あまり上手じゃないという事です)

で、話を戻しますが、今日来たグラフィックイコライザーはギターの音の周波数を分けて、その周波数帯域を上げたり下げたりできるのです。簡単に言えば「音の固さを自在に変えられる」エフェクターです。そうするとどうなるか?

ギターの歪みで得られる「ギャイーーーーーーーーーーーーーーーーン!」の音を細かく調節できるのです。使うギターや、鳴らしたい音の種類によって、その方法は無限に変えられるのです。

要するに「器用な働きをするエフェクター」です。音のブーストに関しては、大概の事が出来ます。今日も仕事が終わってから、これを使ってギャンギャンとエレキギターを鳴らしてました。

近隣は住宅街で、閑静な場所に自宅があるのですが、結構な音量で弾いているんですけど、苦情は来ないですね。いつもシャッターを下ろしているからかもしれませんが、ひょっとしたら近所迷惑になっているかもしれませんね。

以前住んでいた借家は電車の線路のすぐそばに建っていて、15分に1回電車が踏切を通過していました。その都度カンカンと踏切は鳴るし、電車の通り過ぎるゴトンゴトンという大音量がしてました。おまけに隣の家とは道を挟んだ向こう側とか、目の前が畑だったりしたかなりの田舎だったので、大音量も問題なかったですが、今の家に引っ越してきてからは、その辺の近所迷惑にならないように、小さめのギターアンプを使ってます。それでもTVの音よりうるさいです。

ギタリストの性ですので、温かい目で見てやってください。ちなみによく「ヘッドホンで聴けばいいんじゃない?」言われることが多いのですが・・・・・・・それは僕的にはNO!です

やっぱり体に直接聞こえてくる音と、耳の中にだけ聴こえる音とでは、雲泥の差があります。音が近すぎると、却って思った様な演奏が出来ないですね、てきめんに。

どんなに小さい音でも、ギターアンプのスピーカーから聞こえてくるギターの音が一番なのです。

そしてそのギターの音の一端を担うのが「ブースター」なのです。私はブースターが大好きなのです。だから同じようなものばかり買ってしまうのですが、これは例えばカメラのレンズとか、ゴルフクラブとか、釣り竿なんかと同じで、知らない人から見ると「全部同じじゃないの?」と思われるのですが、違うんですね、やっぱり。この辺がマニアックな部分だと思います。

と言ったところで今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

コメント

タイトルとURLをコピーしました