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このブログではよく「エフェクター」の話をするのですが、もっと大事なものがありまして、それは
ギターアンプです。
察しが付くかと思いますが、エレキギターは最終的に「スピーカー」から音が出るわけです。
※パソコンで音作りが完了してしまうDAWソフトは別
で、エレキギターの音というのは、元々は微弱の電流です。それを増幅させてスピーカーを通じて人間の耳に聴こえる程度の音にするわけです。その役割を担っているのがギターアンプです。
で、私もいくつかギターアンプについては使ってきたのですが、初めて買ったのはシャーベル製のトランジスタアンプでした。アンプ自体がそこそこ歪んだ音が出せたので、しばらく何年かは使ってました。
その後、フェンダージャパンのプリアンプだけ真空管のギターアンプを使いました。このフェンダーのシリーズはギターシールドのジャックがすぐに緩くなってしまい、使い勝手が悪かった覚えがあります。で、その頃はまだエフェクターとギターアンプの設定についてよくわかってなかったので、変な音が出る、と勘違いして知人に譲りました。
次に買ったのははっきり覚えています。マーシャルのVS100です。バルブステートという技術で、これも真空管とトランジスタを組み合わせた、ハイブリッド製でした。このアンプはすごくいい音でした。他にエフェクターをつながなくても、充分に聞くに堪える音が出せました。
ただ一度、音質を変化させるためのスイッチが接触不良になって、アンプから破裂音(ボンッ!)が出るようになってしまい、楽器屋さん経由で本国イギリスで修理してもらうという事がありました。
その後もやや接触不良やガリノイズが出ることがあって、他のアンプに鞍替えすべく、リサイクル屋に売却しました。下記の動画がVS100の音です。
この次に買ったのはヤマハのDG60というデジタルアンプでした。これは8種類の音の中から一つ選んで好みのセッティングができるというアンプでした。当時はLINE6やROLANDなどからデジタルアンプが色々発売されていたのですが、その中でも一番「普通に使えそうなアンプ」として買いました。
8つの種類があったのですが、だいたい使う種類は決まっていて、その音がとても気に入っていました。ただ何となく、このアンプ・・・コンポアンプと言って、アンプとスピーカーキャビネットが一体のDG60を物理的に切り離して、別のスピーカーキャビネットに付け替えるという、今考えても「ちょっと何言ってるか、わからない」状態でした。
電気ノコギリで本体を切り離して、無理矢理金具で留めるという、かなり無茶苦茶な感じになりましたが、計画は成功しました。おかげで理想の音を理想のスピーカーで鳴らせるようになりました。
このアンプも結構使っていたのですが、後述するDSL5を売却するタイミングで、粗大ごみとして投棄しました。今思えばちょっともったいない気もするのですが、私は使わないものは手元に置かないので、致し方ない処分でした。

次に買ったのもマーシャルでした。DSL5という5Wの比較的小型のアンプでした。当時は田舎の一軒家に住んでいたので、騒音トラブルが起きなかった分、かなり大きな音で鳴らすことができました。
これの音も良かったですね。アンプだけで音作りが完了するような完成度の高いモデルでした。このアンプはプリアンプもパワーアンプも真空管でした。そのせいか全体的に柔らかい感じの音がしてました。
ただ、このアンプは単独で鳴らしてもノイズが大きくて、それをとても気にしていました。マーシャルのアンプなんて、ノイズが出るくらいは当たり前だと思われがちなのですが、当時の私はそれが気になって気になって、ついにノイズゲートを接続してノイズの軽減に努めてました。
その後、家を引っ越すことになり、DSL5は大きすぎるという理由で楽器屋に売却しました。今思えばノイズの事など気にせずに使っていてもよかったかなぁ?と思いました。それくらいいい音でした。
そして今使っているのが、これもマーシャルの「ORIGIN5」という全て真空管のギターアンプです。基本的にギターアンプで歪ませることはないので、クリーントーンが気持ちよく出てくれたら、それで十分です。でもギタリストとしては、アンプ単体で一番歪みが出せる限界まで鳴らしたいという欲が出てきます。そこで一度だけ、家に誰もいない時にフルボリュームにしたことがあるのですが、とても迫力があって、エフェクターでは出せない重低音が出ました。これはなかなか魅力的でしたね。
でも普段は近所迷惑とか、家族への騒音に配慮して、小さめの音で鳴らしています。
ギターアンプはエレキギターの最後に音が出る部分です。その意味ではエフェクターよりももっとこだわってもいい場所です。ただエフェクターと比べるとかなり高額なので、気に入らないからと言って次々と買い替えるわけにはいきません。なので長期的にみて無駄がないか、理想の音が出るか、飽きたりしないか、など考えて購入したいものですね。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
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