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たまにはギターの練習のことについて。
たまにギターを弾きまくってるだけの動画をアップすることがあるのですが、例えば15分なら15分間のほとんどを延々とギターソロばかりを弾いてます。これは自分の為でもあるし、バンドの為でもあるし、自分自身が後世に残すであろう作品についても、とても重要なプレイであるという事は紛れもない事実であります。ただしこれだけははっきり言えるのですが
1曲の中でギターソロは100%中5%くらい?
と思ってます。正確に測ったりしてるわけではないのですが、殊ギタリストからするともっと長いような気がします。ですが一般のリスナーからしたら、ギターソロなんて余程のテクニックがあれば別ですが、あんまり重要視されてはいないように思えるのです。もちろん印象的なギターソロ・・・Let it beとか、Hotel Californiaとか、Stairway to Heavenとか・・・耳に残って曲全体を彩る名演は文字通り後世まで語られるものであります。ただ、一般的には・・・例えばライブハウスとかでコアなファンの前でギターソロを延々と弾いて聞かせるのは、時として「耳障り」になってしまう事があります。リスナーは基本的にボーカルを聞きに来ているので、ライブパフォーマンスとしてのソロはあっても良いのですが、あまりにも主張しすぎるギターソロは、どちらかと言えば白けてしまう事が多いようです。もちろんギター好きで見に来ている客もいるわけで(私がそうです)、少しくらいは前に出ていってプレイを見せつけるというパフォーマンスはあってもいいと思います。そこのところの比率が重要なのではないかと考えています。ジャズだとソロのパートを順番に回したりして、腕の見せ所だと思うのですが、テクニックが必要なジャズは私にはちょっと違うかな?と思ったりもしています。聞くのは結構好きなのですが・・・
で、タイトルのギターソロが全てではない!という事なのですが、私は延々と15分のアドリブソロを弾いたりしているのですが、あれは完全に「練習モード」でありまして、あの長々としたソロの中から自分の反省点を見つけて、次回に活かすみたいな感覚で捉えています。自分のオリジナル曲にソロを入れる場合もあんまり長々としたソロは入れません。入れたとしても「下手」だったりします。要は弾けもしないフレーズを無理に弾くな!という思いです。録音したい時にパッと弾ける。これが一流のギタリストではないか。そのためには練習あるのみです。
ちょっと脱線しましたが、100%中5%以外の「95%」はバッキングです。つまり歌の後ろで鳴っている音担当です。そこではカッティングやストローク、アルペジオなどで曲に彩りを添える役目を果たします。このバッキングがしっかりしてる方が流麗なギターソロをキメるよりも、重要ではないか?思ってます。私の場合はアレンジする時はまずドラムからフレーズを考えて、次にベース、その次にギターのバッキングを入れます。その時に「良いプレイ」ができたら、それで曲自体も良いものになると感じてます。ギターソロと比べると、曲中に延々と流れてくるバッキングの方が重要だ思いませんか?なかなか文字では伝えきれないのですが、もし読者さんが何か曲を聴く場合、派手なギターソロは隣に置いておいて、ボーカルのバックで鳴っているバッキングの音を聴いてみてください。結構地味ながら曲を盛り上げるためのいい仕事をしてます。
でも最近はギターソロをあえて入れないケースもあるので、それはそれということで・・・
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
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