グレッチが欲しくなったわけ 3月15日

随筆

グレッチというギターのメーカー(ドラムも作ってます)のギターが昔から欲しいと思っています。行きつけの楽器屋さんの壁に飾ってある、ギターがそうなのですが、これを欲しかったのには訳があります。

グレッチのエレキギターを弾いていたギタリストは、ジョージハリスンブライアンセッツアー、ブランキージェットシティーの浅井健一、ミッシェルガンエレファントのチバユウスケ辺りが有名かなと思います。

しかし私がグレッチのギターを欲しくなったのは、

泉谷しげる

がきっかけでした。

それはちょうど私が18歳の頃、たまたま見た音楽番組の古いVTRの中で、1977年頃の泉谷しげるのライブ映像で知りました。

この頃はまだエレキギターを初めて弾いていた頃で、エレキギターの音の良さとか、弾きやすさだとか、誰がこれを使っているのか、など全く分からない頃でした。

そこでこのエレキギターを弾きながら歌っている泉谷しげるの姿を見て、「なんていい音なんだ!」と思いました。

今にして思えば、グレッチの音というのは、もっとコロコロとしながらもジャキジャキした音なので、実際の理想の音は違うと思いますが、どちらかと言うとこの「泉谷のギターと歌」のセットで虜になってしまいました。

ちょうど私が社会人となり、当時勤めていた会社の社員寮から実家まで、夜の電車に乗っていた時に、この歌が頭をよぎりました。

この先、自分が大人になって、どこで、どんな人と巡り合って、どんな暮らしをしていくのだろう、という期待と不安が入り混じったような、不思議な気分でした。

そんな時に泉谷しげるがシャウトする「今夜、君を抱いて」という簡潔なフレーズが、ず―っと流れていました。本当に何度でも何度でも。

決して歌が上手いとか、ギターが上手とか、そういうこととか別にして、心を打つ歌、心に残る歌詞、心を揺さぶるメロディ。それの全てを奏でるのがギターです。そう思っています。

グレッチで一番高価なのは「ホワイトファルコン」というモデルなのですが、私はグレッチのギターに多く搭載されているビグスビーというトレモロユニットがあまり好きではなくて、単純にオクターブピッチが合わせられて、弦だけシンプルに留められるテイルピースが良いのです。

で、その楽器屋さんのギターと、この動画で弾いているギターが多分同じモデルだと思いました。欲しいと思いましたが、値段を見ると・・・

85万円

ドヒャー!中古車が買えてしまう。店主曰く「これはビンテージギターだからね」とのことでした。ちなみにスピッツの草野マサムネも、これと同じギターを使っているそうです。

でも85万出すなら、これと同じグレッチのギターを新品で買えば解決するのでは?という気もしましたが、そこは何といいますか憧れでしょうね。「いつかあのギターを買うんだ!」と思うと、何だか頑張って生きていこうという気になりますね。勇気が湧いてきます。

今夜、君を抱いて

そんな歌詞を繰り返しながら。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ


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