先日は精神的にきつい日があって、睡眠導入薬で起きられなかったのですが、今日は書きます。
シャーベルの「San Dimas」※読み方不明・・・サンディマス?というギターです。
ちょっと色あせたホワイトで、ブラックのパーツという精悍な顔つき(?)のギターでした。
フロイドローズトレモロで、ネックも丈夫ったおかげで弦高もかなり下げることができました。
ピックアップはフロントがセイモアダンカンの「59」、リアは「JB」でした。
程々にパワーがあってノイズレス。
ボディーも軽くて取り回しが良い、弾きやすいギターでした。
と、散々褒めちぎっていたギターですが、元々は千種区のハードオフで売ってた中古でした。
パッと見た瞬間に「あ、これは俺が弾くにふさわしい」と恋心を抱きました(笑)
それまでメインで使っていたエレキを売って(これについては後日触れます)、その売った日中に買いに行きました。確か75000円くらいだったと思います。
とにかく非の打ちどころがないギターで、録音、スタジオ練習、ライブと大活躍のギターでした。頑丈なギターだったのでちょっとしたダメージにも強く、本当にいいギターだったんです。
でも・・・
どんな美人な奥さんでも、なぜか別れてしまう夫婦のように、どこかしら寂しい気持ちが表れるんですね。愛情と憎しみは表裏一体。そうすると細かい事が段々気になってくるんですよね。
何と言っても「弦の交換が面倒」という事でした。フロイドローズの長所でもあり、短所でもある一面です。ナットとサドルを完全にロックするので、チューニングはほとんど狂わないという長所があるのですが、その分六角レンチでサドルやナットのロックを外して、弦の端をニッパーで切って、差し込んで・・・みたいな事が段々煩わしくなっていったのです。
その頃、長い間バラバラの状態で放置していたストラトキャスターを復刻するというプランが自分の中に芽生えて、そうするとこのギターの存在価値がなくなってしまう。そう思い始めたのです。
結局それが現実になり、茶色のストラトが復帰してからはこの「San Dimas」をあまり弾かなくなっていったんです。
いっそ他の誰かに使ってもらった方が、このギターの為だろうと決心して、このギターはメルカリで売りました。その時の値段がちょうど75000円くらいだったと思います。
今から思えばとてもいいギターでしたね。なんで別れてしまったのだろう・・・
これって、男女の出会いと別れに似てますね。別れてから気付く、愛。
で、また他のギターが欲しくなる。節操のない私なのでした。
今回はこの辺で筆を置きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また。
きよ
コメント