指の痛さが最初の壁 10月25日

随筆

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ギター・・・とりわけアコースティックギターを始めたばかりの人が最初に感じる事は

「左手の指先が痛くなる」

という事ではないでしょうか?

僕も経験があります。15歳の時、初めてクラシックギターでギターの練習を始めた時に最初に苦痛を味わったのが、この指の痛さでした。とにかく指の先に弦が食い込む感じが痛くて痛くてたまらないと感じたものです。

結論から言いますと「慣れたら痛くなくなる」という事です。

慣れるとは・・・指先の皮膚が厚くなり固くなるので、弦の痛みに負けなくなるという事です。どんなスポーツでも、勉強でも、遊びでも、初めは慣れないものです。それでもやっていく事で克服できるものです。一般論としては。

でもこれが耐えられずに挫折していく人を何人も見てきました。ギターを始めて1年で9割の人がやめてしまうという、有名な調査結果がありますが、その残った1割の人は特別だったのでしょうか?

決してそうではなかったと思います。みんな指の痛みより「ギターが好きになった」と言えます。

好きこそものの上手なれ、という事ですね。

「そんなこと言ったって、こんなに痛いんじゃやってられない!」という方に、僕なりの克服方法をお伝えしたいと思います。

Amというコードがあります。で、これを押さえてしばらく置いておきましょう。1分くらいで良いと思います。この時、右手は動かさなくてもいいし、何か適当に弾いていても良いです。

次にGというコードを押さえます。Gは小指まで使うのでかなり押さえるのが難しいコードのひとつです。(人差し指はどこも押さえません)ゆっくりで良いので、指一本一本を図のように押さえてください。で、押さえたらAmと同じように1分間くらい押さえたままでいてください。

この二つを5回ほど繰り返しましょう。およそ10分間で終わりますね。

で、痛みがなくなるまでギターから手を離しましょう。それが何秒、何分、何時間、何日でも良いです。痛みが引くまで待ちます。

痛みがなくなったら、またAmとGを繰り返し押さえましょう。どうでしょう、前回よりも痛くなくなっていると思います。もし余裕があれば右手で適当に弦を弾いてみても良いと思います。その辺は遊びで良いです。

そして痛みがひどくなってきたら、ギターから手を離します。で、痛みが引くまで待ちます。そうすると前回よりも早く痛みが弾いていくと思います。

こうして指先を鍛えていくのです。実際に演奏する時はもっと左手に力が入るので、痛みを感じるようになりますが、いきなりその痛みを感じると辛いです。

いかがでしょう?指先が以前より固くなっていませんか?それが指先が鍛えられたことの証です。

しかも副産物として、AmとGという基本的なコードをふたつ覚えたことになります。この二つのコードは人差し指、中指、薬指、小指まで全ての指を使うので、今後の演奏にとても役に立ちます。

ぜひこの練習を試してください。

それではこの辺で筆を置きます。最後までお読みくださいましてありがとうございます。

それでは、また

きよ

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