敵はB♭にあり 11月15日

ギター練習

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ちょっと難のあるギターのコードを解説するコーナーです。

今回は「B♭(ビーフラット)」について考えてみようと思います。

このB♭は先日書きました「F」よりも難しいかもしれません。
このコードもいわゆる「バレーコード」で、人差し指1本で1弦から6弦まで押さえないといけないコードです。

とりあえず図を見てみようと思います。

いかがでしょうか?

人差し指から、中指と薬指、小指が1フレット分離れているので、人差し指への負担が大きいのです。その点「F」は人差し指の隣に中指があったため、人差し指への負担がB♭と比べるとまだ小さかったかもしれません。

いずれにしても、FもB♭も、ギター志願者を闇に葬り去ったギター界の悪の番人です。

これを制するものが、ギタリストとしての最初の扉を開けると言っても過言ではないでしょう。

実際に押さえてみると、おそらく人差し指はまっすぐにならず、他の指も全然力が入らないような感じかと思います。きついですよね。

コツとしては、やはりバレーする人差し指を、極力フレットに近づける事です。そして人差し指と中指は思いっきり広げる事が大事です。ここに力が入っていないと残りの薬指、小指が安定しません。

演奏している動画です。人差し指は1フレット(フレットとはネックに対して垂直にはめられている金属の棒の事です)をほとんど隠すくらいの位置にあります。

そして人差し指と中指の間は、ちょうどVサインを作るくらい開いています。残りの指は中指の位置に添えているような感じです。

正直言って、これを一発で鳴らせる初心者の方は、なかなかいないと思います。1弦から6弦まできれいに鳴らすのは、私でも難しい時もあります。

あとは6弦は無理に鳴らさなくても良いです。残りの5本の弦を鳴らすような力の入れ加減で良いと思います。あとは他のコード・・・というかギターを弾く時全般に言える事ですが、あまりにも左手の指を見ようとするあまりに、ギターを寝かしてしまう事があります。これをやると、人差し指を始めとする残りの指が指板に届きにくくなります。

「F」の時と同じく、親指をネックの裏に立てるようにして、あまりネックを握りこまないようにするのがコツと言えます。

いかがでしょうか?うまく「B♭」鳴りましたか?これこそがギターを弾く時に培われる力ではないかと思います。これと先述した「F」の二つ。これさえマスターすれば、あとのコードはほとんど楽勝です。

ちなみにこのコードには省略形があって、人差し指は同じで、残りの中指、薬指、小指の押さえる部分を薬指1本で押さえるというものです。これはエレファントカシマシの宮本浩次氏がよくやっています。私もこのフォームで押さえる事がありますが、初心者のうちはあまりお勧めしません。やはりお伝えしているような押さえ方をマスターしましょう。

それでは今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

きよ



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