浜田省吾コピーバンド「私的・大事件」12月26日

随筆

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昨日書きました、浜田省吾コピーバンド「スティック」を結成して、楽しんでいることを書きました。

当時はまだサックス奏者がいなくて、引き続きメンバー募集していたんです。

そこに応募がありました。それは女性の方でした。さすがに自ら応募してきたことはあって、腕は確かでした。浜田省吾といえば、やはりサックスが必要不可欠です。特にライブでは古村敏比古さんの吹くサックスなくては成立しない楽曲も多く、それは重要なパートでした。これで初めて浜省バンドとして完全なものとなったと言えるでしょう。

話はやや逸れます・・・ここからが事件の始まりなのですが、当時付き合っていた彼女がおりまして

(今の家内です)

そこで話したのです「浜省バンドに女性のサックス奏者が加入して、これでバンドはもっと良くなる」と。

そうしたら彼女は・・・

大激怒

しました。そしてそのサックスを過剰に悪く言うのです。

  • なんでそんな女をバンドに入れたんだ!!
  • そんなことが許されるのか!!
  • そもそも女のメンバーなんかろくなもんじゃないに決まっている!!
  • どうせそんな女は下手くそに違いない!!

つまり女性メンバーを加入させたことに腹を立てたのです。

私はすっかり怯えてしまいました。それっぽっちのことで何で私がガミガミ責められたのか、わからなかったです。でもすぐに原因が分かりました。つまり

彼女がサックスに嫉妬した、のです

もちろん、そんなやましい気持ちはサラサラなくて、しかもサックスさんは既婚者でした。それなのにそこまで悪口を言い立てる彼女を疎ましく感じました。しかしそのサックスさんに対する悪口は止まりませんでした。

私はその日は何も応えませんでした。

で、次のスタジオ練習の後、彼女と会った時にこう言ったのです。

「あ、あのサックスは【辞めた】から」

もちろん【嘘も方便】です。だって必要不可欠でしたから、これ以上彼女の悪口を聞きたくなかったのです。というのもこんな事も言われていたのです。

そんなバンド、あんたが辞めたらいい!!

何という身勝手な発言でしょう。そこまで言うならあんたは何か楽器できるの?といった心境になりました。でも彼女と別れる気もなかったので、そういった【嘘】をつき続けたのです。どうせ分かりっこないのですから。

そんな事がありまして、程なくして私はバンド結成から1年足らずで当時勤めていた会社を辞める事となりまして、バンドからも脱退という事になりました。

初ライブを控えた頃でした。

私が愛知に帰郷すると決めた時に、彼女も一緒に付いてくる事になりました。それからはバンドの話をする事はなくなりました。

それから名古屋で友達だった先輩を通じて、別のバンドを組むことになりました。そのバンドは全員男だったので、何の問題もありませんでした。その先輩と彼女は顔も知っていましたから、特に信頼を置けました。

そのバンドは何年か続きましたが、やがて自然消滅・・・

そこから数年たちまして、これもバンドメンバー募集記事を通じて全く新しいバンド

「Spiral Pocket」~スパイラルポケット~

を結成したのです。そしてそのバンドのボーカルは

女性でした。(小声で)

もちろんそのことは伏せてました。だって、また悪口の嵐の後に、辞めさせられるからです。その頃には私は彼女と結婚していまして、常に一緒に住んでましたから、その束縛はますます強くなっていたのです。

そしてやがてバンドに「新しいキーボーディスト」が加入することになるのですが、これも

女性でした(蚊の鳴く声で)

その時から現在に至るまで、私はその事を伏せ続けています。家内はバンドの事に対してはほとんど興味を示さなかったので、唯一顔見知りのメンバーを作っておいた方が良いだろうと、メンバーの中で最年長のドラムさんを紹介し、「男性所帯のバンド」であることを印象付けたのです。

全くもって迷惑な話なのですが、家庭円満のため仕方なく嘘をつけ続けている私は、とある副業についても半ばコソコソ隠れて実践しています。そんな家内の事を人は言います。

ドリームキラー

と。

そんなこんなで、私は今日もバンドの曲の練習に勤しむのです。レパートリーには

COCCOの「強く儚い者たち」が入っているんですけどね。女性ボーカルの。

というのが事件の真相でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

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