耳コピ 11月10日

随筆

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最近の歌はよく知りません(キッパリ)

ただ、今でいう「J-POP」がまだ「ニューミュージック」と呼ばれていた頃の曲は、大概耳コピ出来ました。

耳コピとは・・・譜面やTAB譜面を見ずに、他の誰かが演奏している音を自分で理解して演奏できるようになる、ことです(多分)。つまり「自分の耳でコピーする」の略ですね。

私が好きだった「ニューミュージック」のアーティストで、耳コピしていたのは

  • 長渕剛
  • 浜田省吾
  • 尾崎豊
  • さだまさし

このあたりでしょうか。もしここでもっと難しい曲を作るアーティストを選んでいたら、どこかで挫折していたと思います。

あと、耳コピで忘れられないのは「SHADY DOLLS」(シェイディードールズ)という日本のバンドです。

僕が初めて本格的なバンド活動を始めた時のレパートリーはこのSHADY DOLLSだけでした。で、このバンドはどちらかと言うとマイナーなバンドだったので(ファンの方、ごめんなさい)、スコア(楽譜)が売ってなかったんですね。

あと、このバンドはニューミュージックではなく「ブルースロック」「ロックンロール」のバンドだったので、それまでの耳コピ能力では、難しかったのです。

ここで、私なりの心がけている耳コピ法をさらっと挙げたいと思います。

まず、ベースの音を探します。
ベースの音は基本的に低いEから高いEまでしか存在しません。(半音下げ、1音下げでもその範疇に当てはまります)

ベースの音がAメロ、Bメロ、サビなどで、どんな音を鳴らしているかを何度も聴きます。そこであるパターンのスケールがわかったら、それを真似してギターで弾いてみます。これで半分くらいの曲は耳コピ出来ますね。(スケール=音階、ここでは使われている曲のコードの音を指します)

あとは「Cのコードの形」でメロディーを探します。
これもよくやるのですが、ローコードのCの形がありますよね。あれはナットの部分が開放弦になるわけですが、そのナットを「バレーコード」の人差し指に置き換えて、耳コピしたい曲のメロディーに合わせて弾いてみるのです。特に1~3弦の中にメロディーが当てはまっていれば、ほぼ100%コードが判明します。あとは上記と同じで、その曲のスケールに当てはめると、これもほぼ耳コピ出来たも同然です。

ただ難しい曲もあります。

ディミニッシュコードや5度マイナスとか13度プラスとか、ややこしいコードが混じっていると、なかなか耳コピできません。

例えば井上陽水の「少年時代」という、とても有名な曲があります。この曲の間奏はそのディミニッシュコードがバンバン出てくるので、コピーはとても難しかったです。

こうなると、とにかくその難しいところに合いそうなコードをいくつもいくつも弾いて、音を探します。それでもどうしてもわからない時は、ググってコード譜を見つけてカンニングします

ただ、カンニングにも良いことがあって、その難しい曲のコード進行や使われているコードを新しく覚える事で、次に何か他の曲をコピーする際に、その時の知識が役に立つからです。人は最初は真似するところから始まります。そこから段々学んでいく、という事です。

なので、知らない曲も「知らないから弾かない」のではなく、「知らないからこそ真似してみる」事が大事ではないかと思います。

SHADY DOLLSの話から随分離れてしまいましたが、その辺の話はまた次の機会にします。

それでは今回はこれで筆を置きます。最後までお読みくださいましてありがとうございました。

では、また。

きよ

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