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しばらくは、ギターでもやや難しいとされるコードの解説をしていこうと思います。とはいっても私も自己流で、自分の知っている事しか語れませんので、ご容赦の程お願いいします。
今回は「G」です。厳密には「Gメジャー」ですが、そういう細かいところはすっ飛ばします(笑)
アコースティックギターではとてもよく使うコードなので、覚えていて損は無いですね。
まずは押さえ方を見てみましょう。
正式にはこう押さえます。
今「正式に」と申しましたが、実のところコードの押さえ方なんて、音さえ鳴ってくれたら、何でもいいのが本音です。
この押さえ方は正式というか、他のコードに移行しやすいので、多用しているミュージシャンが多い、という意味で申し上げました。私の知ってる限りでは
- さだまさし
- 長渕剛
- 浜田省吾
などが、このスタイルです。
特徴的なのは「人差し指を使わず、小指を使う」点です。小指を他の指から離したところに添えるので、最初はけっこう難しいです。パッと押さえようとした時に、小指が迷子になります。
あとは小指を使うコードはあまりないので、小指の指先が痛くなりやすいかもしれません。
そんな問題があるため、下記のような押さえ方をする事も出来ます。
人差し指、中指、そして小指の代わりに「薬指」を使う押さえ方です。図を比較してもらうと分かるのですが、どちらも同じ場所を押さえています。ギターはこういう事が出来るので、いい意味でいい加減ですね。
ちなみにこの押さえ方をしているミュージシャンは、私が知っているのは
- 福山雅治
- あいみょん
などです。お二人ともギターをかき鳴らして歌うスタイルですから、この押さえ方でも何の問題もないです。実は私も始めはこの「小指を使わない」押さえ方をしてました。やっぱり小指が痛いし、迷子になるからです。
それでも始めの図の押さえ方に矯正したのは、余った人差し指で他のコードが作れるからなんですよね。今の時点ではそのことは考える必要はないと思いますので、下の図の押さえ方でも良いと思います。
Gに関しては以上なのですが、せっかくなので何か違う話題をしようかと思います。
先日の「F」などは、バレーコードと言って、人差し指で1弦から6弦まで全部を押さえるという、初心者の方には、かなり難しいといいますか、ギター初心者の前にはだかる最初の壁かな?と思います。
で、「F」コードは1フレットをバレー(人差し指で1弦から6弦まで押さえる事の名称です)するのですが、その形のまま3フレットで押さえると「G」の音になるのです。この考え方は実はとても大事かつ有用なものです。
まだ先の話ですが、このバレーを5フレットまで持っていくと「A」の音になります。さらに6フレットまで持っていくと・・・「B♭」という、とっても難しい押さえ方と同じ音が出せます。
アコースティックギターでは6フレット、せいぜい7フレットくらいまでしかバレーしませんが、この考え方を使って、今回のGや前回の「F」を簡単に弾くことができる「裏技」があります。
それはまた、次の機会にします。今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。
きよ
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