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昨日から私の愛用している腕時計が壊れました。針が回らなくなっていまして、電池が切れたのかな?と思ったのですが、電池は半年くらい前に交換したばかりでした。通常は大体5年くらいは持つので、ちょっと早すぎだな?と思いました。ひょっとしたらもう寿命なのかな?と思いつつも何とか修理できないかな?と考えて、市内の時計屋さんに行きました。実は半年前の電池交換もその時計屋さんでお願いした事があって、他の店だとけっこう高い工賃だったり、中には交換不能と言われることもありました。
その時計屋さんはなかり年老いたおじいさんが一人で営業している店で、いかにも腕利き!というオーラが出てました。他の店では電池交換だけで3500円とか取られるのが普通でしたが、その時は1500円くらいで交換してくれました。非常にリーズナブルなのです。で、今回も修理をお願いできないか?と思い店を訪問しました。「これこれこうで、動かないんです」と話すと、返事はすぐ返ってきました。
「電池が原因ではなく、このダイヤルを緩めた状態になってただけ」という事でした。えーっ!たったそれだけのことだったのか!もちろん無料で対応してくれて、やはりこの時計屋さんは本物のプロだな!と思わせてくれました。
この時計は私が20歳の歳に当時10000円で買ったものです。それがなんと今年で30年間、電池の寿命以外では1回も壊れたことがないのです。さすがmade in JAPANです。この調子だと私が死んでも時計は動き続けるのではないかとさえ思わせてくれます。
この時計の事を思った時、連想したのが私の自慢ギブソン ハミングバードです。私はアコースティックギター(以下アコギ)を3本所有してるのですが、同じくアコギのタカミネ200カスタムと同じ定価としては30万円以上するものです。ただハミングバードは中古で買いました。新宿の楽器屋さんで13万で買ったものです。で、シリアルナンバーで調べたところ「1992年の製造」のアコギらしいのです。
単純に計算すると2025年-1992年=33年。33年モノ。立派なビンテージギターなのです。けっこう手荒に使っていて、ラッカー塗装なのにあちこちぶつけたり擦ったりして、ヘッドは縁が欠けていて、ボディー全体がひび割れてます。おまけに搭載してあったピックアップを引っかえ取っかえして、ブリッジの一部を削ったりと、かなり無茶してました。
最終的にはフィッシュマンのピエゾピックアップを搭載して、普通にエレアコとなりました。要は改造費にそこそこお金を使っているのです。
30年以上経っていますが壊れる様子はみじんもなく、生音も最高に良いです。ただひとつだけ弱点がありまして、なぜか弾いている本人には音が聞き取りにくいのです。正面で聴いている人はちゃんと聴こえているというので、それはこのハミングバードの特性なのかもしれません。
腕時計はmade in JAPANでしたが、ハミングバードはmade in USAです。けっこう原産地にはこだわる方でして、アメリカ産、メキシコ産、日本産などを使っています。中国産や韓国産も今はたくさん出回っていて、それはそれでいいのですが、なんとなく先述のメーカーの方が安心して使える気がします。
このハミングバードも今後長く使っていきそうです。もし私が死んだらこのギターごと火葬してほしいです。実際は火葬の時に物を入れると上手く焼けないから断られる、と聞いたことがありますね。なにしろ腕時計とハミングバードは、末永く一緒にいてほしいです。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
私が使っているアコギの弦はエリクサーの010-047です。言わずとしれた「錆びないギター弦」です。おかげでコーティングしてないギター弦より数カ月ほど音の良さが続くと思います。多少値段は高いですが、しょっちゅう張り替える手間やコストを考えると、エリクサーを選ばない理由はありません。もちろんハミングバードにもエリクサーの弦を張っています♪
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