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この前からひとりで盛り上がっている、ギターアンプの雄「マーシャル」がリリースしたエフェクター、その名も
ドライブマスター
が、我が家に届きました。いやいや会いたかったよー。一度手放したのですが、他のマーシャル純正エフェクターやそれをオマージュしたモデルなど、いろいろ試しましたが、やっぱりマーシャルの歪みでしょ!と言ったわけで、再購入という事になりました。
これまで自分にとって必要がなくなったエフェクターなどの機材を売って、出来る限り出費を抑えた今回の購入ですが、やはりそこそこの金を出して買っただけに感慨もひとしおであります。
意外だったのが「新品でした」てっきり中古かと思っていたのですが、箱もきれいで中身も丁寧に梱包されていました。プチプチの中から出てきた御本尊様はそれはそれは黒く光って、神々しいばかりでした。早速プラグイン!出てきたサウンドは・・・?
うーん、極上
やはり本物のマーシャル。無駄が無いですね。何をやっても良い感じです。
気に入ってましたシュレッドマスターやジャックハンマーはコントゥアーという中音域を調節できるパラメーターがあるのですが、ドライブマスターにはそれがありません。でもトレブル、ミドル、ベースの3つで十分中音域を出し入れ出来ました。ミドルを触るより、一旦ミドルは下げてそれ以外のトレブルとベースで音を決めた後、ミドルを上げていってちょうど良い音になるように使うと、良い感じです。逆にミドルだけを目一杯上げて、他の二つのパラメータを少しずつ上げていくのも良いです。
以前持っていた時は「歪みが足りない」と感じてたのですが、思ったより歪みますね。ロックのバッキングであれば、これひとつで十分です。どちらかと言うと高音が出るタイプなので、ベースやドラムと音域が重なりにくい印象です。ソロでオーバードライブを使ってブーストさせると中音がうまくまとまって、サステインが十分に稼げます。どんなオーバードライブを繋いでも気持ちよい中音域を押し出してくれます。
なぜ以前これを手放したのか・・・?それはあまり思い出せないのですが、多分これひとつでは
歪みが足りない
と感じたのかなと思います。当時の私はとにかくハイゲインでアナログ!みたいな考えに寄ってまして、もっとガンガン歪んでほしいエフェクターが欲しかったのです。でも私が持っている歪み系で最もハイゲインな「メタルマフ」「メタルコア」があれば、それでいいじゃないか?と思います。でもこの二つは完全にメタル用(名前もメタルって書いてあるし)で、もう少し自然なハイゲインを求めていたのでした。
それを実現できるエフェクターもありまして、「ワンプラー ピナクル」「サー ライオットリローデッド」「ボス ターボディストーション」などがそれにあたります。全然事足りているのです。ではなぜこのドライブマスターを買いたかったのか?やはり
マーシャルのロゴが欲しい!
という単純な理由でした。マーシャルの名を冠したハイゲインでアナログなエフェクターが欲しかったのです。前回買った時はその辺の考えが整理できてなくて、単に歪みが足りないという短絡的な考えでした。
でも考えてみれば、ハイゲインとマーシャルが結びつくかと言えば、100%イコールではないと思います。単にゲインが高いだけなら先述の「メタルマフ」「メタルコア」で十分なのです。それでも満たされないところがあるのは、マーシャルでしか出せない音の成分があるのだと思っていて、それは多少ゲインが低くても、アンプらしさがあった方が良いです。
そもそも歪み系のエフェクターは「ギターアンプで得られるサウンドを、小音量でも出したい」というニーズから生まれたものです。それの最初がファズであり、続いてディストーションやオーバードライブが各メーカーから発表されていきます。手軽にアンプの音を出せるエフェクターというのは、実はそんなになくてファズはジージーブーブー言ってますし、最初期のディストーション(MXR ディストーション+)もどこかファズっぽい音でした。ディストーション+は一度持っていたことがあるのですが、やはりアンプの歪みではなく、どこか割れたような音しか出ない印象でした。
そこで注目されたのが自然な歪みを出すオーバードライブやディストーションです。その中の一つがマーシャルがリリースした「ガバナー」でした。どう音を作ってもマーシャルアンプの音が鳴ると言われた一品で大流行しました。そのガバナーの後から発売になったのが、ドライブマスターでした。
つまり「マーシャルアンプの音を追い求めたマーシャルがその音を再現した」エフェクターだと言えます。それほど歪まないと書きましたが、バッキングでズンズン言わせたり、ストロークでジャンジャン弾いてもその音はマーシャルの音であって、くどいようですが「メタルマフ」「メタルコア」では出せない、自然な真空管アンプの音を出してくれると感じます。
もちろんもっと自然でマーシャルの音に近づけているエフェクターもあります。これも先ほど書きました「ワンプラー ピナクル」や「ボス スタックドライブ」などはそれに該当します。でもやっぱり
マーシャルのロゴが欲しい!
というエゴがあるのです。マーシャルのロゴと、マーシャルの音=まさにこれに極まり、いう気がします。これからも長いお付き合い!
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
マーシャルのドライブマスターは、あの伝説の“壁”サウンドを足元で再現する魔法箱。90年代に鳴り響いたブリティッシュな歪みが、今なおギター魂を燃やす。爆音で鳴らせば、部屋がライブ会場に早変わり!
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