

今日はライン6(LINE6)のパワーアンプを売るためにヤマト運輸の宅急便センターまで運びました。パワーアンプとは何ぞや?という方もおられますので、簡単に書きます。ギターアンプは主に
プリアンプとパワーアンプ
に分けられます。プリアンプとは「ギターからの信号を加工する」場所です。そもそもエレキギターからの音は電磁石の法則で微弱な音声信号となってアンプへ入ります。ただその信号はとても小さいので、大きくする必要があります。その手前でギターからの信号の音質や歪みの加減を加工する必要があります。これがプリアンプの役割です。そしてそのプリアンプからの信号を大きなスピーカーから出力できる大きさまで増幅させるのがパワーアンプです。
で、このLINE6のパワーアンプは、他からのプリアンプで加工した音を増幅させるために購入したのですが、案外その使い方はする事がなく、結局他のギターアンプを使った方が早く好みの音を出せるという事が分かってきたのです。こうなるといちいちプリアンプを通さないといけないLINE6のパワーアンプはあまり意味がなくなってしまいました。そんなわけで今回売却となりました。
すごくいいアイデアだったのですが、このパワーアンプは最大出力が250ワットもあって、フルボリュームにしたら窓ガラスが割れて近所から苦情の嵐になるとかならないとか・・・一軒家に住んでいる私ですが、ちょっと手に余る作戦だったようです。ならばとっとと金にしてしまうのが私の考え方ですね。
で、将来買い戻す
のも、よくあるパターンですが、それは未来の話なので今は考えません。
そこで脚光を浴びたのが、これまた私の自慢のアイテム。ヤマハのギターアンプ
THR10Xです。
このアンプのシリーズはヤマハの超ロングセラーで、各家庭に一台はある(←大げさ)と言われる名機です。その中でも私が持っているのは、最も過激な音が鳴るという機種です。これも以前「THR5」という小型のアンプを持っていまして、けっこう気に入ってたのですが、いかんせんロックっぽさに欠けているという事が原因で、早くに売ってしまいました。で、このTHR10Xを買うきっかけになったのが、いつもお世話になっている楽器屋さんに常備してあって、何かの都合に使わせてもらったら、すごく良い音だったので、すっかり気に入ってしまったのです。
そんなわけでウキウキして買ったのですが、これが私の悪い癖で「買ったけど使わない病」が発生してしまい、ほとんど「外部入力のスピーカー」と化してました。ただその外部入力の音がとても良くて、小さいスピーカー2つなのに、部屋の中の隅まで広がっていく感じなのです。加えて低音がものすごく出ていて、それまで聴いていたスマホの音なんかより何倍も素晴らしい音なのです。「そんなのスマホよりいいに決まってる!」という意見もあるかと思いますが、いやいや、そんなに簡単ではないです。私はパソコンでの録音用にオーディオテクニカの20000円くらいする大きなヘッドホンを使ってまして、当然耳全体を包むから、とても良い音が出ます。ただヘッドホンは所詮耳にベタ付けなので、発する音そのものがダイレクトに聴こえてしまって、案外立体感に欠けていると感じることがあります。
それに比べてこのTHR10Xから出てくる音は非常に立体的で、聴いていてとても心地良いのです。この辺が音響メーカーであるヤマハの底力なのかな?と思います。
そしてギターアンプとしての音はどうなのか?といいますと
最高です!
このアンプは「デジタルアンプ」といって、各有名アンプメーカーから発表されている音をヤマハなりの解釈でモデリングしたものとなっています。それがどのツマミををどう触っても、良い音しかしません。大概この手のモデリングは大したことがないな!と思いがちなのですが、このアンプはこんな小さな筐体から驚くべき激しく心地よい音が出るなんて、このミスマッチが最高なのです。このところ、やれエフェクターだのマーシャルだのと言っていたのですが、こんな足元にこんな素晴らしいアンプがあったとは!今後も末永く使っていきたいと思いました。
今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
ヤマハのギターアンプTHR10Ⅱは、自宅練習やレコーディングに最適化された次世代アンプです。コンパクトながらも、本格的なチューブアンプのサウンドとレスポンスを再現するバーチャル・サーキット・モデリング(VCM)技術を搭載し、5種のギターアンプタイプに加えて、ベース用、アコースティック用、フラット(ライン)設定を含む多彩なモデリングを備えています。ステレオスピーカーはHi-Fiグレードで、Bluetooth機能によりスマホからの音楽再生やワイヤレスコントロールが可能で、USBオーディオインターフェースとしても機能し、Cubase AIとの連携で録音もスムーズに行えます。さらに、専用アプリ「THR Remote」を使えば、エフェクトやEQの微調整も直感的に操作可能で、バッテリー駆動にも対応し、屋内外問わず高品質な演奏体験を提供します。
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