レスポールが欲しくなる病 6月20日

随筆

いつだったか、同じタイトルでブログを書いた気がします。

ギブソン レスポール、が欲しい。

のです。レスポール、それは永遠の夢なのかもしれません。これも以前書いたかもしれませんが、レスポ―ルというエレキギターは他のギターと比べると

重たい部類に入ります。

とはいってもレスポールは約4kgちょっと、かなり重くても4.5kgと言われています。その反対に私が所有しているストラトキャスターは約3.5kgと、500gほど軽いです。少なくとも持っている時に「重ーい」という感じはあまりしないです。その点以前持っていたレスポ―ルはやはり「重たかった」です。たった500gの話なのですが、これがけっこう敏感な問題で、肩への食い込みが強いですね。一点に重量がかかると、そこばかりが刺激されるので段々重たくなっていきます。これが短い時間あらば耐えられますが2曲、3曲、4曲と長くなるにつけ、その重さは無視できないものとなっていきます。そしてやがて手先のテクニックよりも、肩への重さが気になってしまって、演奏に対して気が散ってしまうのです。

それに対する方法を私は知っています。それは

  • 肩に筋肉を付ける
  • ストラップの幅を広くする

この2点です。1番目はかなり根性論になってしまいますが、大抵ギターが重いと思っている時は「体が衰えている時」です。先述とはやや矛盾しますが、演奏に対して気が散ることは「筋力がないこと」だと考えて、少なくともレスポールが重たくない!と思えるような体作りは必要かな、と思います。

2点目はちょっとした工夫です。重量の刺激を面で捉えることですが、幅を広くすればするほど、肩の一点に対する重みは減衰していきます。そうすることで演奏中に重さをあまり気にせずに演奏することができるようになります。そんな動画が下の動画です。

この時持ってたギターは「エピフォン製のレスポールスタンダード」です。エピフォンとは本家ギブソンと兄弟みたいな立ち位置で、唯一「レスポール」という名前を使えるメーカーでもあります。この動画で使っているエピフォンは「日本製」です。当時は日本でレスポールを作っていたわけです。その期間は短かったとされていますが、私はそのエピフォンジャパンのギターを2本持っていた事となり、これは我ながらいいチョイスだったと思います。日本で作られなくなってからはエピフォンは生産拠点を中国に移して、比較的安価なギターを作っています。

で、レスポール欲しい病は2年に1回くらい発作が起きるのですが、なぜにそんなにレスポールがいいのか?という自問自答に入るのです。その結果、ひとつの回答として。

サステインが長い、ということです。

ギターで言うところのサステインとは「弦を弾いてから音が消えるまでの音の長さ」の事です。これが例えばストラトやテレキャスと比べると、圧倒的にサステインが長いです。あと弾いた瞬間の「ビリビリ感」が少ないといいますか、ボディーやネックが震えずに弾いたピッキングの熱量が減衰せずにアンプからの音に直結しているような感じなのです。これはよく「ギターの材質の関係」「ボディーの厚み」「ボディーの重さ」などが影響していると言われます。

ラテンロックの神様、カルロス・サンタナは、昔ヤマハがサンタナ用のギターを製作する際に「もっと重たいギターじゃないと豊かなサステインが得られない」と言ったそうです。そのため当時大人気だったヤマハのエレキギター「SG」は、メチャクチャ重たかったそうです。私も一度SG2000とか3000とか、持ってみたいと思っているのですが、レスポールより重いと言われているSGはきっと抱えて弾くのは無理じゃないか?と思ってます。

ともかく長いサステインが欲しかったら「体を鍛えろ」という話でした。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

B’zの松本孝弘氏が使っているモデルと同モデルで、コストパフォーマンスに優れたエピフォンからリリースされているレスポールスタンダードです。

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