バンド変遷 浜省コピーバンド、スティック前夜 7月2日

随筆

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このところ書き始めました「きよのバンド変遷」ということでお送りしています。一部過去に書いた記事と重複するところもありますが、アップデートされたという感じで捉えて頂ければと思います。

今回は「スティック」というバンドを結成する前に、後にバンドのボーカルとなる先輩との出会いから書きます。先輩とは私が18歳で入社して24歳で退職する間に、会社で先輩にあたる方です。ここではKNさんと表記します。KNさんはロックバンドに強く影響を受けている方で、常に自身のバンドを作りたいと考えていたようです。KNさんとは三重県四日市市で私が苦労していた頃に親しくさせていただきまして、どういう経緯か忘れてしまいましたが「きよちゃん、一度音楽合宿やらへん?」と誘いがありました。面白そうだと意気投合しまして、長野県白馬村にある「リゾートイン アコースティック」という音楽スタジオ兼ペンションというところへ行きました。

ペンションというところに泊まったことがなかったのですが、そこでひたすら歌にギターに存分に触れ合えたのです。楽しかったですねぇ。またそういう機会があればぜひ音楽合宿、やってみたいものです。もっとも今ではDTM(デスクトップミュージック、パソコンで音楽を作る事)で全て完結しているので、そういった「ライブ感」のある音出しというのも、なかなか良いと思います。

KNさんとご一緒させていただいてからは、とても刺激的でした。私が全く知らない「SHADY DOLLS」「RED WARRIORS」など、日本のロックンロールバンドを知るきっかけになりましたし、先述のペンションではギターの「ペンタトニックスケール」を伝授(?)してもらったおかげで、今の「リードギタリスト」としての地位を確立できたのです。「リードギタリストの地位」などと大袈裟に書いたかもしれないです。しかし私にとってはこの「ペンタトニックスケール」こそがギターソロを胸を張って弾けるようになった礎なのです。とはいえ大体のギタリストがこのペンタから覚えてやがてソロを弾けるようになるもののようです。基本の基本ですね。それまでは「テキトー」かつ「なんとなく」弾いていたギターソロを、ある程度の「理論」として捉えられるようになった事が大きかったです。この差は歴然として大きいと思います。このテクニックを知ることになったきっかけとしてのKNさんには頭が上がりませんね。

この時はまだ私は横浜に住んでいまして、そこからはしばらくKNさんとは離れることになります。そののちに別のバンドを組むことになるのは、もう少し後の事です。

さて、横浜に戻りました私はある日、バンドやろうぜでメンバー募集記事を見たのか?出したのか?覚えてはいないのですが内容は

浜田省吾コピーバンド、メンバー募集

という文字が浮かんだのです。一瞬で「これだ!」と思いました。浜省!私の高校時代は浜省なしでは語れません。私は15歳の時にギターを弾き始めまして、当時は長渕剛、尾崎豊、さだまさし、そして浜田省吾の曲を毎日コピーしては弾いてました。それから高校に入ってからもギターはずーっと弾き続けてまして、やがてコピーする曲は浜田省吾の比率が大きくなっていきました。初めて「エレキギター」を弾き始めて、最初に弾いたのが浜田省吾の「愛の世代の前に」のイントロでした。エレキギターとは名前の通り「電流が走った」感覚でした。

それからはエレキギターとアコースティックギターを半分ずつの比率で弾くようになりました。浜省で熱くなったのは、ライブアルバム「ON THE ROAD」でした。「愛の世代の前に」をハイライトに、熱気溢れるナンバー、じっくり聴かせるナンバーの連続に、痺れました。それが社会人になっても続いていて、先日書きました暗中模索で結成しようとしたバンド計画が頓挫に終わる中、一瞬の煌めきであった、この「浜田省吾のコピーバンド」の話はぜひ参加したいと思いました。

そしてあくる日にメンバーで集まろうではないかという話になりまして、横浜のとある居酒屋で初顔合わせしました。当時はボーカルギターさんとベースさん、そしてドラムさん、そしてギターの私の4人編成でした。で、そこで飲みながら「どの曲が好き」だとか「どんな曲をやりたいか」など、浜省愛に溢れたトークが繰り広げられました。私はその席にアコースティックギターを持っていったので、そこで簡単なトーク&ライブとなりました。店にしてみれば大迷惑ですね。

浜省バンドと言えば「サックス」が不可欠だという話になりまして、サックスさんは別で募集をかけようという事になりました。それが浜田省吾コピーバンド「スティック」の源流になっていくのでした。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

浜田省吾のライブアルバム『ON THE ROAD』は、ただのライブ盤ではない。魂の軌跡を記録した、生き様そのものだ。ステージに立つ浜田省吾は、全身全霊を込めて一音一音を放ち、聴衆との一体感を生み出す。その熱、その叫び、その静寂に至るまで、すべてが「本物」だ。スタジオ音源では味わえない、ライブならではの臨場感と感情のうねりがこの一枚に詰め込まれている。

「路地裏の少年」「陽の当たる場所」「愛の世代の前に」——名曲たちが新たな命を吹き込まれ、会場の熱気と歓声が一体となって響き渡る瞬間は、聴いているこちらの胸も熱くなる。浜田省吾のメッセージは時代を超えて胸を打ち、まるで今の自分のことを歌っているかのように感じさせる力がある。

『ON THE ROAD』は、ロックが魂に触れることを教えてくれる。人生に迷った時、背中を押してくれる力が欲しい時、このアルバムはあなたの隣に立ってくれるだろう。浜田省吾の真骨頂がここにある。これは、すべての音楽ファンに捧げたい、永遠の名盤だ。

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