ギターのノイズ 9月7日

随筆

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先日のスタジオ練習の際にすごく気になったのが「エレキギターのノイズ」です。そもそもエレキギターのノイズというのは何でしょうか?

エレキギターは金属から発せられる振動を電気信号に置き換えて、それを増幅することで音にする楽器です。ピックアップという電気コイルをギターのボディーに取りつけて、ギターの弦を弾くことで振動を起こし、それを電気信号に変換する・・・と、こういう話はワケがわからないですね。私もそれほど詳しくありませんし。

エレキギターの音は歪ませないとアコースティックギターと同じような「ポローン」という音しか出ません。人によっては「この音こそ本来のエレキギターの音」という人もいますが(特にジャズ、ブルース系の人)、ロックギターをやろうと思ったら、やはり「ぎゃいーん!」と歪ませたいものです。で、歪ませるというのはポローンとした音に何倍もの負荷をかけて無理矢理音を作る事、です。たまにマイクの音やスマホの音が割れてしまう事がありますが、あれを意図的に行う感じです。それがエレキギター特有の音になるわけですが、歪ませるという事は、それ以外の電波も同時に拾ってしまうのです。スマホからの電磁波、蛍光灯などの照明、冷蔵庫や電子レンジなどの家電・・・電気器具すべてがノイズの元になります。

ギターのピックアップには主に2種類のものがあって、高音がシャキッとしてノイズに弱い「シングルコイルピックアップ」音が太くなりノイズに強い「ハムバッキングピックアップ」が挙げられます。私が今回使ったのはその2種類が載っているギターだったのですが、スタジオですごいノイズが出てけっこう困りました。このノイズを除去する「ノイズゲート」というエフェクターがあります。ノイズというのは微弱な電気信号なので、ギターの音が鳴っていない時の「サー」「ジー」というノイズを切る事が出来ます。ギターを鳴らしている時はノイズよりもギターそのものの音の方が大きいため、それほど気にならないという原理を用いています。ただノイズゲートを増やすとそれだけで機材が増えてしまうので、あまりやりたくありません。これを解決するにはマルチエフェクターにしてその中にある「ノイズゲート」を使えば機材の数は増えずに問題を解決できる・・・これはひとつの方法ではありますが、そもそもマルチエフェクターという機材を別で買うということなので、あまり得策ではない気がします。

で、根本的な解決方法として

接触する部分を清掃する

というのが有効なことがあります。ギターの機材は「プラグ」と「ジャック」で接続されているのですが、この接点をエタノールで磨くと不要物が除去されて、ノイズが改善することがあります。早速自宅でこの接点の清掃をしたところ・・・

ノイズが減った!

よかったよかった。これでノイズゲートとかマルチエフェクターとか買わずにすむ。

でも新しい機材は欲しい・・・いやいや、物欲は怖いですね。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

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