【祝!100本目】うんどうかいのおもいで 1月18日

随筆

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10月末から始めたこのブログも、今日で100本目です。読んでいただいている方には多大なる感謝をいたしております。今後もなにとぞ「きよ、ギターひとり旅」のご支援を賜りますよう、心よりお願いいたします。

さて今回は過去に作った私の曲を紹介したいと思います。タイトルは

うんどうかいのおもいで

といいます。漢字表記だと「運動会の思い出」です。当たり前ですね。だだそこには自分なりの解釈と思いがあります。

街をたまたま歩いていましたら、通りがかったところにある小学校で運動会が行われていました。それを見てピーンと感じるものがありまして、この風景を何か歌に出来ないだろうか?と考えました。

そこで私はすぐに帰宅し、思いつくままに歌詞を書き出しました。

運動会の思い出・・・過去の自分の記憶をたどると、いくつかの出来事を思い出します。

応援合戦の練習、椅子を持ってグラウンドに並べる、ラジオ体操、低学年のかけっこ、低学年から見た6年生の勇ましさ、父母の見学、弁当の時間、学級対抗リレー、紅組白組の勝負などでしょうか。

そこに今だったら思いつくであろう感情を織り交ぜながら、歌詞を書き上げました。

普段は3分くらいで終わってしまう曲ばかり作っているのですが、この時は8分もある長い曲が出来上がりました。

歌の途中までは男子の曲なのか、女子の曲なのか、わかりません。読み込んでいくうちに女子が主人公の曲だと分かります。

一貫したテーマとして、成長していく、という事を捉えています。運動会から得られる成長。そこにはひとりひとりの記憶が蘇って、後々思い出して「ああ、あんなことがあったなぁ」と感じた時に初めて運動会は終わり、次の人生の運動会が始まるんだなぁ、と思います。

運動会が終わって、生きていく間には様々な喜怒哀楽があると思います。嬉しかった事、悲しかった事、幸せ、不幸せ。自分の運命を憎んだり、他人の事を恨んだり。やがて学生時代は終わって、社会に出ていきます。そこでも良いこともあるし、嫌なこともあります。全てが良い事であってほしいけれど、辛い事の方が良く覚えているでしょうし、そんな中でもささやかな幸せを感じることもあります。

時には挫折したり、そこから立ち上がって栄光を掴み取ることもあります。その苦労と努力は並大抵の事ではありません。1日2日の事ではなく、何年もの月日を経て実感することもあります。

そういった中で味わういくつもの人生の節目。就職、進学、結婚、出産、不幸・・・様々な出来事が私たちの事を取り巻いています。今日幸せだった人が、突然奈落の底に落とされたり、逆に長年の努力が実ることも珍しい事ではありません。そういった物語は、決して判で押されたようによくあるパターンなのではなく、人の数だけドラマがあると言っても過言ではないでしょう。

冒頭に「うんどうかいのおもいで」とわざと平仮名で書きました。これは小学生の卒業文集で書く6年間の思い出として「運動会」を思い出す。という事を考えて付けたタイトルです。文集は大概、ありきたりな文脈で出来ていることが多いです。原稿用紙1枚程度の文章では、それが限界なのだと思います。実際に小学生レベルでは、それほど深い思い出として書き連ねることもないかもしれません。

それを20歳になり、30歳になり、40歳になり。ふと見た運動会、または父兄としてみる運動会。いろんな形で当時の事を思い出すと、その昔の記憶から湧き上がってくるであろう感情を、ひとつの物語として歌にしたのがこの曲です。

ぜひ通して聴いていただけると有難く思います。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また101本目で会いましょう

きよ


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