旅先での歌詞づくり 1月19日

随筆

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私はシンガーソングライターを名乗っています。ただし

アマチュアのソングライター

です。最近は自作曲を歌う事も少なくなったので、完全にソングライター化しています。それはそれで構わないのですが、ちょっと制作スピードが落ちてきているので、この辺で一発きちんとした歌をお届けできないかと考えました。

1月18日から19日にかけて私は紀伊半島を一周するドライブに出かけました。その旅先でどんな事を考えるのか、どんな事を見て、聞いて、感じる事が出来るのか。

そんな事を思い、あちらこちらを走りました。

地元を出発したのが19:00。そこから東名阪→名阪国道→西名阪と大阪まで走りまして、阪和道を堺JCTで下りました。そこからは国道26号線を和歌山方面へ南下しました。このあたりで23:00くらいだったと思います。

和歌山県に入って市内は国道を走り、海南市からは時間を稼ぐため、阪和道で御坊まで高速を使いました。そこからはひたすら国道42号線を南下していきました。

日付が変わって、3:00頃仮眠。5:00に起床して、潮岬で夜明けです。

そのまま42号線を今度は北上。那智勝浦で那智山へ向け走り、熊野大社へ行きました。本宮までは徒歩なのでものすごい急な石の階段を昇って、やっと本宮にたどり着きました。そこでお参りを済ませ、下山。

42号線を三重県に入るまで北上。道の駅でお菓子の土産を買いました。熊野まで来たところで国道311号線に入りました。

この国道311号線というのが非常に走りにくい国道で、やたら広くなったかと思えば、車1台が限界という細道になったりします。また山の中、海沿い、漁村の集落と目まぐるしく環境が変わる過酷なドライビングです。

それでもどうしても行きたかったところがあって、それは尾鷲市にある「三木里海水浴場」というこじんまりとしていながらも、とても海がきれいだと評判の海水浴場です。

ここには一度行ってみたいと思い、その願いは叶いました。これだけでもドライブに行った甲斐がありました。後は国道42号線まで合流し、ずっと北上。勢和多気ICから伊勢道→東名阪道で、帰宅しました。

その間走行距離は730km。先日の出雲大社が1000kmでしたから、やや短い距離になりますが、あの時は長男と交代で運転したので、私が単独で運転したのは今回の方が長いです。

極力高速を使いませんでした。特に和歌山から三重の海沿いに関しては紀勢自動車道がかなり整備されていて、時間短縮にはなるのですが、どうもトンネルと橋ばかりで走っていて楽しくないのです。

というのも私が18歳で運転免許を取得して初めて長距離を走ったのが今回のルートに近く、その頃には高速もあまり整備されていなかったので、その若かったころを思い出したいという気持ちが強くありました。

おかげで年は取りましたが、新曲のネタになりそうなキーワードをいくつか拾うことができました。

夜更けに旅立ち

真夜中のハイウェイ

流れ去るヘッドライト

行き先は遥かな記憶の中

思い出を追い越していく

大都会の雑踏

浮かんでは消える信号機

不意に闇へと消えた時

長いトンネルをくぐり抜ける

初めてそこで海鳴りを聞いた

深夜の釣り船宿

まばらな漁村の人々

集落を細い道で繋いでいる

船付された漁船が並ぶ

水平線に浮かぶ客船は

何も語らずどこかの国へ

果てしなく続くヘアピンカーブ

どこまでも続くアップダウン

峠を結ぶワインディングロード

郷を駆け抜けるスピードウェイ

踏みしめたアスファルトの音

足音が影に消えていく

訪れた最果ての地は

地球が丸く見えるほどに

どこまでも続く荒波が

心の何かを砕いていった

夜明けの空はだいだい色

まだ星も月も煌めいて

少しずつ空の姿を変えてゆく

すべてが海に囲まれていて

その姿にただ立ち尽くす

過去の僕を脱ぎ捨てて

明日の僕を見いだして

こんな感じでしょうか。また明日以降に曲作りはしていこうと思います。さすがに今日は疲れてきました。今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ

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