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エフェクターとは、主にギターの音を加工して元々の音とは別のものにしたり、調整したりする機材のことです。
で、どんな趣味でもそうだと思うのですが、やたらと機材を集めて悦に入ってしまうケースは、ままあります。
私の場合、このエフェクターというものを集めがちです。集めがちというのは、滅茶苦茶に数だけ増やすのではなく、「あ、これはいるかも?でもそのためにはコレとコレを手放すしかない」と、数のバランスを図っています。
それでもよくあるのが「過去に持っていたエフェクターを買い戻す」という事です。元カレ、元カノとよりを戻すといいますか、疎遠だった友達と再会するとか・・・そういうイメージですね。
一番何度も売り買いしてるのが、マーシャルの「ジャックハンマー」という歪み系のエフェクターです(写真左)。もう3回も売っては買い戻し、また売っては買い戻しと、3回ほど繰り返して、今また自分のラインナップに戻っています。
このエフェクターだけだと、やや音質に気になる点があって、手前に別のエフェクターを組み合わせて使うことが多いです。(この写真で見ると右側の黄色いエフェクターがそれにあたります)
この「やや音質に気になる点」というのがポイントで、これがあるかないかで急に手放したくなったり買い戻したりしたくなってしまいます。
元プロ野球選手でドラゴンズの監督だった「三冠王」落合博満氏は現役の時、バットの違和感として
0.2mm、違う
と言って、メーカーの職人に見てもらうと、本当に0.2mm太さが違ったといいます。別に私は落合ほどの実績があるわけでもないのですが、音の感覚とかギターの触った感じとか、わずかな違和感を感じた時にとことん原因を追究したくなります。
先日は新しく付けたエレキギターのピックアップがどうしてもノイズを拾ってしまうために、楽器屋でその原因を診てもらい、その場で対応してもらい直ったことがあります。多分あんまり気にしないような事でも、ちょっとのこだわりで我慢できなくなることは、色々物を扱っている方にはわかっていただけるのではないでしょうか。
パソコンでいえばマウスとかキーボードとか。ゴルフ好きならクラブのグリップ、釣り好きならリールの感覚、などでしょうか。
で、今回取り上げたのがBOSSからリリースされている、Angry Driver(アングリードライバー・JB-2)という歪みエフェクターです。(写真右)
ハンドメイドのエフェクターメーカであるJHSと日本のエフェクターのトップであるBOSSのコラボレーションから生まれた2in1エフェクターです。
二つの歪みエフェクターが内蔵してあって、それぞれの音質の調整ができ、その並べ替えとか、切り替え方を変えたりとか、何でも出来てしまう超優れものです。正直言って悪い点はなくて、出来ない事は何もないようなエフェクターです。
それでも、です。
なんか他のエフェクター買おうかなぁ~
と浮気をしてしまいそうになるんですね。完璧にきれいなお姉さんと付き合っていても、つい他の女性を見てしまうような、破廉恥な扱いなのです。
大概のものは揃っているのです。
そういう時は、まずその機種を再度使って、これがどれほど魅力的だったのかを、再確認するのが一番です。頭の中だけで考えていると、次から次へと他のエフェクターが欲しくなって、あんなに完璧だと思っていたエフェクターを蔑ろにしてしまいます。
突き詰めれば、ギターの場合究極的に言うと「弦とピック」を新品に交換するだけでも音が変わります。ギターで直接音を出す最初の部分なので、そこを見直すだけでも随分違ってきます。
極端に言えば「他のギターが欲しいなぁ」などと考えた場合、落ち着いて弦を張り替えて、新しいピックを買ってくると、欲しくなる気持ちが収まります。
それでもどうしてもギターやら機材やらを買ってしまうのは、男の浮気性なのでしょうか・・・?
と言ったところで今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また
きよ
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