作詞のコンテンツ

昨夜まとめていたのですが、noteに載せる予定の「作詞について」昨日私見を述べた文章を書いてました。朝から思いついた「僕が使いそうであろう」歌詞の単語をあいうえお順に考えて、スマホのメモに書き貯めていました。

全部で600語以上出て来ました。自分でも結構驚きの量でしたね。600語の中には名詞を差し替えれば無限の言葉が作れるようなものも含んでます。

例えば「もしも○○」だったら○○の部分に、

もしも「今が夜だったら」

もしも「お前を失ったら」

もしも「全てが嘘だったら」

もしも「戦慄が走ったなら」

・・・と、何でも書けるわけです。前回の記事にも書きましたが、一つ一つはよくわからない単語でもそれなりに選んで並べたら、何となく歌詞になるというリストです。

今流行りの曲からの抜粋はしていません。その辺の言葉を使いたいなら、それをそのまま引用すればいいわけですから。

この技法は「よこはま たそがれ」で用いられたものです。そもそも「横浜 黄昏」の時点ですでに意味不明ですからね。サビの「あの人は行って行ってしまった」に繋げるための思わせぶりな単語の羅列ですからね。でも雰囲気は伝わってくる、わけです。

僕ならこう書くかな?こんな言葉を選ぶかな?こんな言葉が使いやすいかな?と、自分が思う普遍的な言葉を選んだつもりです。文章型ではないです。

昔はまず文章を書いて、そこから言葉を削って、並べ替えたり、差し替えたりして1曲分の歌詞を書いていました。ただそれだと時間がかかるので、何か思いついたらそれを「文字数を意識して」書き足すようになりました。

「やす子」ですら、作詞作曲する時代ですから、要はなんでもいいわけですね。例えば僕が作詞した曲はこんな感じでした。

ジャンプ・ステップ&ホップ

今までは何でもない事のように 笑うことも話すこともできていた

それが今じゃどうしたことだろう 笑い方も話し方も忘れてしまった

自由に飛べるはずの心の翼は  いつの間にか折れてしまったみたい

それを誰かのせいに出来もせず 世界で一番醜い自分を追い詰めていた

 本当の理由はいったいどこにあるのだろう  僕をここまで追い込んだのは誰だろう

 そんな犯人捜しばかりを続けるうちに  人生の物語は迷宮入りしてしまった

  JUMP!もう一度 もう一度 飛び立つために

  STEP!この道を この道を 走り出すために

  JUMP、STEP、AND HOP! まずは自分のこの足で 一歩踏み出すんだ

JUMP、STEP、AND HOP! 大空を舞い飛ぶために はじめの一歩を 今

あなたと居るだけで強くなれるなんて これほど弱り切った今もう歌えない

君の笑顔を守り続けたいだなんて 自分さえ守れない今もう歌えない

ある人は旅立ち ある人は戻ってくる そして新しく迷路に迷い込む人が

毎日疲れ切ったどこの街でも 倒れて動けぬ心の病に侵されてる

過去と同じ自分などあるはずがないと 誰もが同じように闘っていると

そして僕だけに存在する価値があると 何となくだけど気が付き始めた

JUMP!もう一度 もう一度 飛び立つために

  STEP!この道を この道を 走り出すために

  JUMP、STEP、AND HOP! 見守る仲間がいてくれる 背中を支えてくれる 

JUMP、STEP、AND HOP! 自分だけの空に向かい はじめの一歩を 今

JUMP!もう一度 もう一度 飛び立つために

  STEP!この道を この道を 走り出すために

  JUMP、STEP、AND HOP! 高く飛び立つため 勢いつけて走ること 

JUMP、STEP、AND HOP! 走るために踏み出すよ 心の一歩を 今

この曲は自分が精神疾患にかかってしまった鬱の時の状態を自分で励ますために作った歌詞です。

精神疾患・・・これは誰にでも起こりうる病気のひとつです。その中に今どきの歌の歌詞について言及するメッテージを込めた個所があります。

 あなたと居るだけで強くなれるなんて これほど弱り切った今もう歌えない 

 君の笑顔を守り続けたいだなんて 自分さえ守れない今もう歌えない

よくあるフレーズですね。「強くなれる」「笑顔を守る」

これらを「弱ってしまった自分ではもう歌えない」と、否定しているのです。こうすることで、聴き手にも響きやすい歌詞に聴こえるのです。

こんなネガティブな歌詞の次にサビではポジティブな歌詞も使っています。

 JUMP、STEP、AND HOP! 大空を舞い飛ぶために はじめの一歩を 今

ジャンプして「大空を舞い飛ぶために はじめの一歩を今、踏みだそう!」と一点の曇りもないストレートな歌詞で締めています。

これでネガティブな部分とポジティブな部分をバランスよく含めた歌詞にしています。

もちろんこれが正解だとか、そういうものはないと思います。僕の場合はこういうフックを効かせるといいますか、ちょっと他の人とは違いを出すため、あえてこういう聴き手に「あれ?」と思わせる仕掛けをするようにしています。

こんな事を無料noteに書いたうえで、実際のコンテンツの部分は有料にするつもりです。一度これをやってみて、様子を見てみたいと思っています。

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