ビッグマフの魅力 2月4日

随筆

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ちょっと体調を崩していましたが、ボチボチブログは再開していきます。よろしくお願いします。

さて今回は以前に続いて

エフェクター

の話です。

そもそもエフェクターとはどうやって生まれたのか?というところまで遡るととてつもない話になるので、今回はタイトルにもある「ビッグマフ」というエフェクターについて、知っている事や感じたことを書いてみようと思います。

ビッグマフはいわゆる「歪み系」それも「ファズ」に属します。ファズとは「毛羽立った」という意味があり、文字通りガッサガサのジージー言っている、耳障りな音と言っても良いでしょう。

ファズにもいくつか種類と言いますか、特徴があると思ってます。

ファズフェイスは「ゴー」、マエストロは「ジー」、オクタヴィアは「ガービー」

※先日紹介した「ハクション大魔王」のファズはマエストロ系だと思います。

擬音でしか表せないのが残念ですが、そんな感じです。

もともとファズはギターアンプから「サステイン(音の長さ)のある音が欲しい」という気持ちから生まれたものです。ギターアンプそのものからサステインの効いた音を出すには、大音量で鳴らすしかなかったわけです。

しかしそれでは不便だという事でファズは開発されました。もっとも古いのはベンチャーズが使ったものとされています。

ブーブー言ってる音がファズを使ったギターの音です。

ただ、このブーブーガーガー言ってる音はあまりにも刺激的すぎるのと、サステインがブツッと切れてしまうという特徴があり、使いにくかったという事です。

そんな折に、エレクトロハーモニクス社から発売されたのが「ビッグマフ」です。ビッグマフはそれまでのブーブー言っているファズよりも、どちらかと言うと滑らかに伸びる・・・サステインのある音が出ました。ギターアンプから出るナチュラルな音とは違うのですが、その豪快に歪む音、そして長いサステインが出せるという事で、瞬く間にプロの間に広まっていきました。

その人気は2020年代になっても続いており、様々なバリエーションがあるのですが、オリジナルのビッグマフの人気は衰えていません。

というのが簡単なファズ、そしてビッグマフの紹介です。とにかく「下品で長くのびる音」といえばビッグマフ。そういう言い方をしても過言ではないでしょう。

今回はそんなビッグマフと、その系譜に当たるメタルマフという機種を試奏している動画を紹介します。

ビッグマフは下品とか書いておきながら、こうしてあらためて聴くと、そんなに下品というわけでもなく、割と普通に聴ける音だなと思います。書きました通りサステインが長いので弾きやすいというのが感想でした。

続いてメタルマフというのは、名前こそマフと付いているものの、完全にヘビーメタル専用のディストーション・・・激しく歪むエフェクターです。途中でブーストをONにしたりして、色んな音が作れるエフェクターです。

ビッグマフはその後売ってしまったのですが、今でもまた欲しくなる時があり、お金があったら買い戻したいな、と思っているエフェクターのひとつです。

メタルマフは今でも持っているのですが、とある工房にてメチャクチャ歪むこの音をさらに歪ませる改造をしてもらいました。なので今回の動画で使っているメタルマフとは違うものです。

ちょっとマニアックな話でしたが、毛羽立った・下品な・ブツブツ音が切れたり・どこまでも音が伸びたりするファズは発売されて半世紀以上経った今でも、ギタリストが魅力に感じる音なのです。

あと追加で有名なファズを使った曲を紹介します。ローリングストーンズの「サティスファクション」です。ず―っと印象的なフレーズを弾いているのがファズの音です。

歪み系は本当に奥が深いので、ちょくちょく話に出てくると思います。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ


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