ピ―――っと鳴る 3月4日

随筆

PR

持っているエフェクターの中でも、結構気に入ってるものがありまして、Marshallがかつてリリースしていた

jack hammer(ジャックハンマー)

という歪み系のエフェクターがあります。

このエフェクター、実は3回くらい売ったり買ったりしてます。音は素晴らしいのですが、どうもインプットジャックが接触不良になりやすく、そうなると

ピ―――――――っと、発信音が鳴りだします。しかも止まりません。演奏はそこで中断です。で、一旦シールドを抜き差しすると正常に戻ります。これ、とっても困るんですよね。音が良いだけに、すごく残念な気持ちになります。で、段々気持ちが離れてしまって、売却・・・

でも「お前の事が、忘れられないんだー!」と未練心から、またまた買ってしまう。その繰り返しです。買うといってもそれなりの値段はします。中古で6800円くらいで取引されてます。ハードオフだと時々5500円で売っていたりします。

多分ですが、不良品ではないと思います。いままで買った全てが発信音が鳴ったからです。これはそういう仕様なのかなぁ、と妥協して使っています。

元々はMarshallがイギリス製でリリースしていた「ガヴァナー」というディストーションペダルがありまして、そこからいくつかの派生モデルが発売されました。その中の「シュレッドマスター」という一番歪みが強いエフェクターがありました。実は私、そのシュレッドマスターを持っていました。当時10000円で新品で買いました。ただマスターボリュームが小さいと感じたために、友人に譲りました。これが近年、有名なアーティストが使い出したとかでプレミアがつきまして、今では高値で取り引きされています。

そのシュレッドマスターの血統を引き継いだのが、ジャックハンマーなのです。

Marshallの独特の歪み方がありまして、ズンズンいうタイプなのですが、基本的に低音と高音のバランスが良いと思います。加えてジャックハンマーは中音域を可変させることが出来て、パラメトリックイコライザーのような働きをします。言うならばズンズンを高くしたり低くしたりできるのです。これがなかなか使い勝手が良いと思ってます。

ピ―――――――さえなければ、絶対手離さないですね。という事は、4度目の離婚が近い?

うーん、それは避けたいですね。あと外装の傷や汚れが多いので、メルカリでもあんまり高い値は付けにくいですし・・・

そういえばそんなユーザーの要望に応えるべく、Marshallから新しい歪み系のエフェクターがリリースされるというニュースを見ました。

古き良きクランチから最新のディストーションまで計4種類のモデルが出るらしいです。これがギターバカには胸に響くんですよね。もし買うようなことがあったら、ジャックハンマーさんとは、お別れですね。4度目の離婚。

でもまた再婚したりして。で、新しいディストーションが嫉妬すると。で、再婚したジャックハンマーは相変わらず

ピ――――――――っと鳴り続けるのです。

今回はエフェクターのことを知らない人からすると、全く分からない話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ


コメント

タイトルとURLをコピーしました