数あるエフェクターの中でも「これは本気ですごかった!」と心から感動した、私にとって伝説の1台を紹介します。
それがMAXON(マクソン)のOD-820「オーバードライブプロ」です。
これに出会うまでは定番のBOSS SD-1、BD-2、アイバニーズのTS9などを渡り歩いていました。どれも名機なのですが私のわがままな耳には「うーん、あともう一歩」としっくりこなかったのです。まるでスペックは最高なのになぜか会話が弾まないお見合い相手のようでした。(注:私は恋愛結婚です)
しかし、OD-820は完全に別格でした。
音の滑らかさ、ゲインの幅、ボリュームの上がり具合、そのすべてが群を抜いてます。ぶっちゃけツマミを適当に足でガシャガシャ動かして(よい子はまねしない!)どこをどういじっても、極上のサウンドしか出てきません。
最大の特徴は、絶妙に角が取れたマイルドさがありながら、後ろにつないだアンプの歪みを思いっきり引っ張り出すあの噛みつく様な感覚=バイト感です。サステインも信じられないほど豊かで、まさに無敵のオーバードライブの名にふさわしいペダル「でした。」
さすがメイドインジャパンの老舗、マクソンの力です。
でした、と過去形なのには理由があります。実は当時も私、お財布が歴史的な大飢饉に見舞われてまして、背に腹は代えられず、手放してしまったのです。当時の自分をタイムマシンで殴りに行きたいくらい、今となっては猛烈に後悔してます。幸いにも現在、中古市場でちらほらと姿を見かけます。今度遭遇した時には、何が何でもわが家へ買い戻そうと心に誓っています。


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