握力増強 6月13日

このところアレンジの仕事があって、あまり本格的なギターの練習をしていなかったので、昨日今日と指のストレッチがわりに、あれこれフレーズを弾いてました。

そこでよく言われる問題がありまして、「ギターの腕に握力を鍛えることはプラスになるのか？」という点です。これは賛否両論ありまして、ギターは指の動きが大事だから握力を鍛えた方が良い、という意見とギターは指先を動かすことが大事だから握力は関係ない、という意見です。

私としてはどちらも正解な気がしているのですが、どちらかと言うと前者かな？と考えています。理由としては「指を早く正確に動かすためには、基礎的な指の力はあった方が良い」と思うからです。弦を押さえる時に力強く行う必要はないと思うのですが、最小限の動きを行うためには、まず指が強くないと弦に負けてしまうからです。要は「強くなっていれば力は抜けるけど、弱いままでは力は入らない」という事です。短距離走の選手が体を鍛えて速く走ろうとしますが、遅く走ることは出来ると思います。しかし体を鍛えていない人が短距離走を速く走ろうとしても絶対に無理ですよね。そういう事です。

ちなみにギターのアクセサリーとして「専用のグリップ」が売っています。指4本をバラバラに握る（押す？）ことで指を効果的に鍛える事が出来る物です。これは昔から売っていますが、使った事はないです。一度買ってみようかな？と思います。安いですしね。

ただこういう意見もあって「ギターで大事なのは指で強く押さえる力ではなく、指を素早く離す力が必要だ」というものです。つまり「押す力を鍛える」のではなく「離す力を鍛える」事が大事だという事です。確かになるほど！と思います。指を離す力というのもギターでは大事かもしれません。実際にそういう鍛える道具も売っているそうです。私は写真でしか見たことはないですが･･･

なにしろ大事なのは「左手を強化すること」だと思います。何もしなくて、いきなり早く正確に弾くのは、多分無理だと思います。そこで私が実践する練習プログラムには、まず握力を鍛えること、を第一にしています。その後でスケールに沿った指使いの練習に入る事にしています。実際やってみると、鍛える前より、鍛えた後では指の動きが明らかによくなっている気がします。道具なんて100円ショップで売ってるものです。それでギターの練習になるのなら、こんなに安い物はありません。あと、ギターを弾いていなくても、握力を鍛えることは可能です。テレビを見ながらでも簡単です。やらない手はありませんね。

今回はこれで筆を置きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また

きよ